生ビールの「生」とは「加熱処理をしていない」と言う意味。
つまり加熱処理をしていないビールを「生ビール」といいます。
ビールは麦芽やポップなどの原料に酵母を加え発酵させて作ります。
しかし、この酵母はビールが完成した後も時間をかけて発酵し続け、ビールの風味が悪くなります。
そのため、昔は熱処理をして酵母の活動を止めていました。
しかし、製造技術が進歩すると、熱処理をしなくてもろ過することによって酵母を完全に取り除くことが出来るようになったのです。
このようにろ過することにより、熱処理をしなくてよくなったので熱処理をしていないビールを「生ビール」と呼びます。
そのため、瓶ビールであろうと、缶ビールであろうと、樽から注がれたジョッキビールであろうと、居酒屋で出されるビールであろうと、熱処理をしていなければすべて「生ビール」なのです。(国産ビールの99%は生ビール)