クジラは海水を噴くのではなく、空気を吐いているだけ。
クジラは海で生活をしていますが、魚類ではなく哺乳類。ですから、呼吸をする為にときどき海面に出て呼吸をします。肺に溜まった空気を鼻から勢いよくだす際に、圧力が下がり温度が下がります。その際に、鼻の穴の窪みに残っていた海水や、呼気に含まれている水蒸気が一瞬、霧のように見えるのです。
クジラは私たち人間と同じ哺乳類なので、水を飲まなければ生きて行くことが出来ません。ですが、海の水には塩分が含まれており、人間も同じですが、海水を飲んでも体の中で塩分をろ過する事ができません。 ですから、クジラは海水を飲んで水分補給している訳ではなく、クジラが食べる餌(オキアミ・小魚)から水分を補給しているのです。