考える人の像は何も考えていない

ロダンの考える人は、ものすごく考えているようで、とくに考えていません。

実際は地獄に堕ちる人を上から見つめているのです。

元々考える人は、ロダン作「地獄の門」という大作の一部であり、 当初「思想を練るダンテ」と呼んでいたが、彫刻を発表する時に「詩人」と名付けました。

「考える人」という作品名は、リュディエという人が後づけしたもの。

考える人