以前は、お茶類に含まれているタンニンが薬に入っている成分と結合して、効き目を損ねてしまったり、吸収が悪くなったりするという説が学者の間でもありました。
しかし、研究が進んだ現代では薬の吸収とタンニンには特に因果関係がないことが証明されています。
よって、一般的なお茶なら薬を飲んでも差し支えないというのが現代の考え方です。
ちなみに、お茶で薬を飲むことは問題ありませんが、水なしで薬をそのまま飲むことは絶対にやめましょう。
最悪の場合、薬が食道に引っかかったまま溶け出して、食道に炎症を起こして潰瘍になることもあります。
粉薬を水なしで飲んで気管に入ってしまい、肺炎を引き起こしてしまったというような例もあるようです。